多汗症 110番 | 治療 と 対策 | 手術 と 漢方


多汗症は大きく分けて二つ

人間が汗をかく目的は、体温調節です。

多汗症は、体温調節の必要がないのにも関わらず多量の汗をかく現象です。

一般に「汗かき」と呼ばれる人は、気温や食事、運動などによって体温調節が
必要になった時に、人より多めに汗をかいてしまう人達を指します。

これに対して多汗症の人達は、体温調節の必要がないのに、汗かきの人と同じ
ように大量の汗をかきます。



多汗症には大きく分けて、次の二つの種類があります。


「全身性多汗症」(全身に汗が出やすくなる多汗症)

「局所性多汗症」(特定の部分にのみ汗が出やすくなる多汗症)



全身性多汗症の原因は、さまざまです。


第一に、手のひらの多汗症などの局所多汗症同様、
自律神経系の異常が原因となることが多いようです。


第二に、更年期障害、リウマチ、糖尿病、副腎腫瘍、甲状腺機能亢進症
などが主な原因で、体温調節を行う中枢神経の障害として全身性多汗症
の症状が見られることがあります。


第三の原因として、遺伝が考えられます。
これは、他の多くの病気の原因と同様です。


第四の原因として、過労や極度のストレスが考えられます。
これらが原因となり、一過性の全身性多汗症が起こることがあります。


第五の原因は、肥満です。
肥満は、さまざまなな病気を引き起こす原因となりますが、
全身性多汗症もそのひとつです。



次に、局所性多汗症の原因です。


局所性多汗症の原因も、やはり、自律神経系の異常が考えられます。

自律神経のバランスが乱れて、交感神経の反応が強くなるのです。

局所性多汗症は、手のひら、足の裏、わきの下、顔、頭部など、
局所から発汗する多汗症です。


さまざまな局所からは、ほとんど同時に発汗が起ります。

人により手のひらと足の裏とわきの下であったたり、
わきの下と顔と頭からであったりしますが、いずれの場合も同時に発汗する、
というのが局所性多汗症の特徴です。


手のひら多汗症を「手掌(しゅしょう)多汗症」、
足の裏多汗症を「足蹠(そくせき)多汗症」、
わきの下多汗症を「腋窩(えきか)多汗症」と呼ぶ場合もあるようです。

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リラックスしていても汗が?

多汗症の症状は、緊張した時に強くなる傾向があります。
緊張することで交感神経の働きが強くなり、その影響で発汗が起るのです。

しかし、人間は、緊張していなくても、交感神経が興奮した時には汗が出る
ことはあります。

例えば、朝、目覚めた時です。
目覚めた途端に多汗症の症状が出ることもあります。

多汗症の人が、必ずしも人よりも緊張しやすいとか神経質とかいう
わけではありません。



多汗症は、汗をどれだけかくから「多汗症」と診断される
のではありません。
汗が多くて困っているか、自覚症状があるか、という主観で多汗症と
診断されます。

多汗症の人は、普段でも汗の量が多い傾向はあります。しかし、特に
緊張した時には、大量の汗が出ます。
多汗症はわき(わき多汗症)、手掌(手掌多汗症)、足裏(足蹠多汗症)
など、人により多汗症の症状の強い場所が異なります。

多汗症は人口の0.5%程度という報告がありますが、実際は多汗症の人は
もう少し多いと思われます。
年齢を重ねると多汗症の症状が軽くなります。老人では、多汗症で悩む
人は少ないようです。


誰でも手のひらやわきに汗をかきます。しかし、その量が異常に多く、
日常生活において支障をきたす状態が「多汗症」です。
多汗症で悩んでいる人は、実は以外に多いのです。
ですが、自分が多汗症だとカミングアウトせずに、ひそかに悩んでいる人が
多いのです。
人に言えず、悩みが更に深刻になっていくケースが多いようです。
ひとりで悩んでいないで、専門医などに相談することをお奨めします。


多汗症の原因となるのが、エクリン腺です。

このエクリン腺は、唇と外陰部以外の全身に存在していています。
エクリン腺は、ニオイの無いさらさらした汗を分泌します。

多汗症は、エクリン腺からの汗が多い状態です。

エクリン腺は、皮膚の非常に浅い部分に分布しいます。
手術でエクリン腺を完全に取り出すことは、非常に困難です。

そのため、手術は、アポクリン腺が原因であるわきがの除去には効果的ですが、
多汗症にはあまり有効ではありません。

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